
今回はVDT症候群のお話です。
VDT症候群という言葉をあまり耳にしたことのない方が多いのではないでしょうか。VDTとは、Visual Display Terminal(画像表示端末)いわゆるコンピューターのディスプレイなどのことで、VDT症候群とはそのVDTを利用して行う作業を長時間連続したことにより、眼や身体、精神面に様々な支障をきたす病気のことです。
近年、仕事でのパソコンによる作業以外でも、タブレット端末、スマートフォンの普及に伴って、VDT症候群の症状に悩む人は少なくはないのではないでしょうか?
代表的な症状としてはテクノストレス症という眼の症状があげられますが、身体や精神面にも症状が現れることもあり、血流障害によって頸や肩、腰のコリを強く感じたり、精神面では抑うつ、不眠などがあり慢性化しないように気をつける必要があります。
≪VDT症候群の代表的な症状≫
眼 ドライアイ、眼精疲労、充血、視力低下
身体 頚・肩のコリ、頚肩腕症候群、腰痛、坐骨神経痛、頭痛、むくみ、手足のしびれ、震え、胃腸不良など…
精神面 イライラ、不眠、不安感、抑うつ、倦怠感、摂食障害
≪治療・予防について≫
VDT症候群は、全身至るところに様々な症状がでます。つらいところだけ治していても本当の改善につながりません。
パソコン作業などの作業をする時、1回の作業時間は1時間を超えないようにしたり、作業中でも1~2回は小休憩をはさんだり、連続作業の合間には15分くらいの休憩をするように心がけましょう。作業の前後や合間に筋肉をリラックスさせる体操などもオススメです。そして、ビタミンを補給したり、アスクレルームや正體などで全身の血流を良くし、筋肉の緊張をほぐしてあげることがベストです。
〈ビタミン〉…… 筋肉の緊張を和らげるビタミンB12や、眼に良いビタミンA、そして多量に摂ることで全身に様々な良い効果をもたらすビタミンCが効果的です。
〈正體〉………… 全身の筋骨格系を総合的に判断し、長時間続く作業や同じ姿勢によって生じた捻じれや歪みを整え、血流を改善してコリ・痛みやしびれをとります。