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疲労の話

「疲れたぁ~」とつい口癖のように言ってしまう方も多いのではないでしょうか。疲れとは一体何なのか、疲れを感じたときに身体の中では何が起きているのか、今回は「疲労」についてお話していきたいと思います。

 

◆◆疲労とは?◆◆

「疲労」とは、精神や肉体に負担がかかることによる一時的なパフォーマンス低下現象で、休息を求める欲求や不快感を伴うことが多いもの、とされています。ここで重要なのは「疲れたぁ~」と感じること。この感覚は“痛み”や“発熱”と並び、生体の3大アラームと言われています。「身体に異常あり、何か対策をとりなさい」というサインであり、大切な警報装置の役割をしてくれているのです。仮にこの警告を無視して疲れを放置していると、様々な症状が現れ始め、万病の素となったり、時として生命の危機にさらされることもあります。

 

◆◆疲労の種類と原因!◆◆

疲労の主原因は、以下のような様々な種類のストレスにあります。通常これらのストレス因子は、いくつかが複雑に絡み合ってのしかかってくることが多く、身体には大きな負荷が強いられることになります。

 

A.身体的ストレス(過剰な激しい運動・座りっぱなし・病気)  

B.精神的ストレス(人間関係・辛い出来事があった・仕事がうまくいかない)

C.物理的ストレス(暑さ・寒さ・騒音)  

D.化学的ストレス(アルコール・タバコ・栄養不足・薬)  

E.生物的ストレス(ウィルス・細菌)

 

◆◆疲労のメカニズム◆◆

身体に様々なストレスがかかるとどうなるか?ストレスがかかるということは特定の細胞が集中的に活動し続け、大量に酸素が消費されることになります。この酸素の大量消費が、身体の中で慢性的な酸素不足の状態を招きます。酸素が足りないと細胞内で作り出すエネルギー源の生産効率が圧倒的に落ちてしまいます。また体内に取り入れた酸素のうち2~3%が細胞を錆びつかせる活性酸素に変化すると言われていますが、ストレスがかかると活性酸素も増えてしまい、細胞一つ一つの正常な機能が失われていってしまいます。このように酸素不足によるエネルギー不足が「疲労」という非常事態を引き起こしていると言えるのです。ではどのように「疲労」と向き合い、対処していけばいいのでしょうか。

 

◆◆疲労回復に!◆◆

①睡眠・横になる     

疲労回復の何よりもの最善策であり特効薬。脳と体の両方が休まり、ホルモン分泌も適正に行われ、全身のメンテナンスが可能になります。横になってリラックスするだけでもエネルギーの浪費が節約され、身体を修復へと向かわせます。

 

②軽い運動・ストレッチ 

中程度の疲労であればウォーキングやストレッチも効果的。いずれもやり過ぎには注意して、心地良さや爽快感を覚えるくらいがいいでしょう。

 

③入浴

 

40度以下のぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがいいでしょう。休息型の副交感神経を高めることができ、リラックス効果が得られます。40度を超える熱いお湯ですと、逆に活動型の交感神経が高まり、心拍数が上がってしまうこともあります。