
足には体の筋肉の70%があり、この筋肉の働きによって私たちは動くごとができ、その働きによって血液を心臓へと押し上げることができます。
足の裏全体には神経が集まっていて、大脳へとつながっていて足にトラブルがあると体に何かしらの不調が起きやすくなります。
今回はそんな足のトラブル『足がつるお話』をしていきます。
<どうして足がつるの?>
寝ている時に突然足がつって目が覚めたりすることがありませんか?
「足がつる」とは、足の筋肉が突然強い痛みを伴って収縮・痙攣することです。特に多いのが、ふくらはぎがつる「こむら返り」です。夜中に足がつるものの多くは筋肉の疲労によるものだと言われています。特に運動をしていなくても、日常生活での疲れが積み重なって起こったり、普段と違う動かし方をしたために足がつることもあります。ビタミンやミネラル(カリウムやマグネシウムなど)不足や、水分の不足も考えられます。また、筋肉の冷えによる血行不良も筋肉を収縮させることから、足がつる原因として考えられています。
<ふくらはぎの痛み>
ふくらはぎは意外な部分の異常により、痛みが発生することがあります。
例えば、上半身を支えている仙腸関節に異常が見られると上半身を支え切れなくなってしまいます。仙腸関節だけでは支えきれなくなってしまうので、ふくらはぎや脊柱起立筋に負担がかかってしまいます。普段はうけたことのない負担を受けることで、ふくらはぎは緊張した状態を保たなければいけなくなり、それが原因で痛みが発生してしまうこともあるのです。
また、歩き方が悪い、体のバランスが崩れているなどの原因でも痛みを感じる方もいるようです。痛む場所が悪いとは限らないので、原因が分からずなかなか改善が見られない場合は、正體治療をおすすめします。
<足がつってしまった時の対処法>
足がつってしまったら、収縮している筋肉をゆっくりと伸ばしていきます。
ふくらはぎの場合は、左図のように座った状態で膝を伸ばし、足の指をつかむようにします。
この時、ゆっくりとおこなうのがポイントです。急に筋肉を伸ばしてしまうと、筋肉を余計に痛めてしまいます。