今の季節、私たちに影響を及ぼすのは『暑邪』や『湿邪』です。 |
暑邪
性格:昇散する。(火熱の気:炎熱の特性があるので、燃えると空気は上昇し散っていく。エネルギーが出るイメージ)
この時カラダは…大量の汗で体力消耗(体液と気が一緒に消耗)・体に熱がこもる・多汗・息切れ・脱力感など。暑邪
が体の奥深くまで侵入すると、突然意識を失くし倒れる・四肢のけいれんといった熱中症の症状になることも。
湿邪
性格:重濁、粘滞する。(長夏の気:ジメジメ 湿は体内で滞りやすく消化吸収の働きにも影響する。)暑邪と仲が良い。
この時カラダは…重・粘の性質で流れが阻滞→ 頭や身体が重い・関節が痛い、だるい・むくむ・食欲低下・消化不良などの症状になることも…。
※最近は、空調が発達した関係で寒邪(冷えにより滞る。痛みやこむら返りなど)や燥邪(乾燥させ肺を傷めやすい)なども影響し複雑化しています。
≪そんな時の対処方法≫
✿本格的に体内から:こんなときこそ漢方薬! 提携クリニック(丹羽クリニック)にご相談ください。
✿食事から:暑邪はスイカ、梨、野菜ジュースなど適しています。
湿邪は水分の代謝を良くすることがポイントです。サツマイモ、山芋、冬瓜、ハト麦、とうもろこし、小豆などの利尿効果があるものがお勧めです。
※冷たいものや生モノの摂り過ぎは避けましょう。また、体を冷やすと湿邪が溜まりやすいので注意しましょう。