前回セットポイントについて触れましたが
今日は、セットポイントで
体温が変化していく流れを見ていきましょう。
たとえば、
炎症や感染などがあると、
セットポイントが通常よりも
高く変更されることがあります。
それで仮にセットポイントが
37℃から39℃に
変更されたとすると、
身体は体温を39℃に保とうとし、
自律神経が働いて
体温を上げようとします。
そして発熱の原因が
取り除かれると、
今度はセットポイントが
元の設定(37℃前後)に
戻りますが、
身体は発熱によって
それより高い体温を
維持しています。
そこで再び自律神経が働き、
私たちの身体は体温を
下げようとします。
このような身体の
仕組みによって、
体内はなるべく一定になるよう
整えられているのです。