
東洋医学は何千年も前から受け継がれる経験的医学の考え方で、現在でも「あるある!」と感じる部分がたくさんあります。
今回は、病気の原因として考えられる【六淫ーりくいん】(中でも今の季節にはびこる暑邪、湿邪)についてのお話です。
はじめに、東洋医学では病気の原因を外因、内因、不内外因の三種に分けて考えます。
【外因】
風 寒 暑 湿 燥 火
自然界には6つの邪が潜んでいると考えられ、気候の変化から発病させるもので、六淫(りくいん)と言い、6つの気候の変化を受け人体に影響を与えると言われています。
【内因】
喜 怒 思 憂 悲 恐 驚
七情といい、情緒反応であり、通常は病気の原因とならないが、強い精神的刺激を受けたり、長時間の精神的刺激で許容範囲を超えると体に影響するもの。
【不内外因】
疲労 食事 外傷 運動不足
内因、外因以外のもの。
※これらは単独で体に影響を及ぼす場合と、複数の原因が絡み合って影響を及ぼす場合があります。
日常に潜む邪の話 その②に続きます。
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