
日本には四季の変化がありますが特に注意が必要なのが、この梅雨の時期。
気温の変化が大きく湿度が上がるこの時期は、内臓機能や筋肉の緊張度合に関わる自律神経の働きや、
免疫系の乱れといった変化が起こりやすくなります。
人の体は、恒常性(ホメオスタシス)という性質があり、気温の変化に合わせて体温を調整するのもそのひとつ。
4月から気温が上がり始め、6月のこの時期に体がやっと暑さにも慣れ始めた時、梅雨がはじまります。
梅雨になると雨の日は肌寒く感じたり、晴れ間は暑かったりと気温や湿度が大きく変化します。
その結果、恒常性がついていかなくなり、体調が悪くなったり自律神経も乱れがちになってしまうのです。
湿度が高いと体内に余分な水分が溜まり、消化器系の働きを弱め、消化・吸収の働きを失調させてしまいます。
それによっても体調が崩れ、吹き出物などの肌トラブルや、血液循環も悪化して冷えやむくみなどの症状も出やすくなります。
心身の調子を崩さないためには、やはり食事や睡眠などの生活習慣に気を配ることがとても大切です。
【梅雨の時期に起こりやすい症状】
・倦怠感があり、いつも疲れた感じがする。
・風邪をひきやすい。
・頭痛がおこりやすい。
・食欲不振。
・肩こり、腰痛がつらい。
・膝の痛みや足首の痛みなど、過去の怪我を含めて痛む部分がある。
・アトピー性皮膚炎や気管支喘息などのアレルギー症状が出やすくなる。
・気分が沈みがち。
・慢性関節リウマチの場合、症状が悪化しやすい。
など…
【梅雨時の体調管理】
・疲れは早めにとるように。睡眠は十分に。… 休息や質の良い睡眠は気分の沈みを改善させてくれます。
起床時間は毎朝一定するようにして太陽の光を浴びることが、生活のリズムをつくる睡眠に必要になります。
曇りでも屋外の明るさは室内の5-10倍あるので、起きたら日光を浴びて体内時計をリセットしましょう。
質の良い睡眠につながります。
・栄養バランスのとれた食事を。 … 特に朝食はしっかりとりましょう。
一日の始まりである朝食をしっかり食べると、体温が上昇して脳の働きが高まり、体の中から目覚めます。
過度の外食や栄養の偏った食事では気力体力がわきません。
一般的に疲労感がある時などはビタミンB群の摂取がお勧めです。(豚肉や豆類などに多くふくまれています。)
また、ミネラルは体の調子を整えるためにとても重要な働きをします。
・積極的に体を動かして、心地よい汗を。
・面倒がらずに衣服で体温調節を。
蒸し暑かったり、肌寒かったり、気分が憂鬱になったりのこの季節。
バランスのとれた食事を心がけたり、ゆったりと入浴したり、晴れた日には散歩をしたりして、
気分転換をはかりながら乗り越えていきましょう。
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